寄せられた悩み
昔から知っている好きな人に、メッセージを送りたいのに送れない。相手はSNSにほとんど痕跡を残さないひと。共通の思い出は遠い昔の一度きりで、今の距離感に諦めと、まだ消えない想いが同居している。
murmurnoteからの言葉
遠くで車の走行音が低く唸り、冷えたコンクリートの匂いが漂う。街灯の淡いオレンジ色が、壁に長い影を落としている。
指先が、冷たいガラスの表面で止まっている。SNSの空白。そこにあるのは、遠い昔に分かち合った記憶という、古びた、けれど唯一の鍵だ。見えない境界線が、今の距離を決定づけているように感じる。諦めという言葉に逃げたいのは、今の静寂を壊すのが怖いからではなく、壊した後に何も残っていないことを知るのが怖いからだろう。
春の雨 画面の白に 迷う指
諦めという言葉に逃げたいのは、今の静寂を壊すのが怖いからではなく、壊した後に何も残っていないことを知るのが怖いからだろう。